Windowsが起動しない!そんな時にまず試すべきことや8つの対処法・改善しない際の相談先とは?

Windowsが起動しない問題は、多くのユーザーが直面するトラブルの一つです。パソコンの電源を入れても正常に動作しない場合、原因は様々な要因が考えられます。
この記事では、windowsが起動しない状況を解決するための基本的な対処法から、専門的な修復方法まで詳しく解説します。適切な対応を行うことで、多くの場合は自力での復旧が可能になるのです。
初心者の方でも安全に実行できる方法を中心に、段階的なトラブルシューティングを提供いたしますので、ぜひ参考にしてください。
Windowsが起動しない!そんな時にまず試すべきこととは?

windowsが起動しない問題が発生した際、まず基本的な確認作業から始めることが重要です。これらの方法は誰でも安全に実施できる対処法であり、多くのトラブルがこの段階で解決される可能性があります。
電源や接続に関する問題を順番に確認していきましょう。
電源ケーブルが正常に差し込まれているか確認する
最も基本的な確認事項は、電源ケーブルの接続状態です。デスクトップパソコンの場合、電源ケーブルがコンセントとパソコン本体の両方にしっかりと差し込まれているかを確認してください。電源ケーブルが抜けかけていたり、コンセント自体に問題がある場合があります。
別のコンセントに電源ケーブルを差し替えて試してみることも効果的です。電源タップやUPSを使用している場合は、直接壁のコンセントに接続してみましょう。
電源ケーブル自体に損傷がないかも確認が必要です。ケーブルに曲がりや圧迫による損傷がある場合、電力供給が不安定になり、windowsが起動しない原因となることがあります。
バッテリーを外し電源ケーブルのみで起動してみる
ノートパソコンでwindowsが起動しない場合、バッテリーが原因となっている可能性があります。バッテリーを取り外して、電源ケーブルのみで起動を試してみましょう。バッテリーの劣化や故障により、正常な電力供給が妨げられている場合があります。
バッテリーを取り外す際は、必ず電源を切り、電源ケーブルも抜いた状態で作業を行ってください。バッテリーの取り外し方法は機種によって異なりますが、多くの場合、底面にあるバッテリーロックを解除することで取り外せます。
電源ケーブルのみで起動した場合に正常に動作するなら、バッテリーの交換を検討してください。バッテリーの問題が解決されれば、windowsが起動しない問題も解消される可能性が高くなります。
記録メディアやUSB接続による周辺機器を外す
windowsが起動しない原因として、外部デバイスが影響している場合があります。USBメモリ、外付けハードディスク、プリンター、その他のUSB接続機器をすべて取り外してから起動を試してください。これらのデバイスが起動プロセスを妨げている可能性があります。
CDやDVDがドライブに入っている場合も取り出してください。光学ドライブ内のメディアが優先的に読み込まれ、正常な起動が妨げられる場合があります。
CPUファンのほこりを取り除く
CPUファンにほこりが蓄積すると、冷却効率が低下し、オーバーヒートによりwindowsが起動しない状況が発生することがあります。
ほこりの除去には、圧縮エアスプレーを使用するのが効果的です。ファンの羽根やヒートシンクのフィンに付着したほこりを丁寧に取り除いてください。作業前には必ず電源を切り、コンセントから電源ケーブルを抜いてください。
定期的なメンテナンスを行うことで、ほこりの蓄積を防ぎ、windowsが起動しない問題の予防にもつながります。特に使用環境によっては、3〜6ヶ月に一度の清掃が推奨されてます。
メモリーをもう一度差し直してみる
メモリの接触不良が、windowsが起動しない原因となることがあります。
その場合は、メモリモジュールを一度取り外し、接点部分を清掃してから再度しっかりと差し込んでください。メモリスロットとメモリモジュールの接触が改善されることで、起動問題が解決される場合があります。
メモリの取り外しは、メモリスロット両端のクリップを外側に押し広げます。メモリモジュールが浮き上がったら、慎重に引き抜いてください。接点部分は乾いた布で軽く清拭し、再度差し込む際はしっかりとクリックするまで押し込みます。
複数のメモリモジュールが装着されている場合は、一つずつ取り外して起動を試してみてください。特定のメモリモジュールに問題がある場合、windowsが起動しない原因を特定できます。
モニターとパソコンを接続しているケーブルを別のものにする
windowsが起動しない症状が画面に何も表示されない場合、モニターケーブルの問題が考えられます。
モニターケーブルの問題が考えられる場合は、HDMIケーブルやDVI-Dケーブル、VGAケーブルなど、使用しているケーブルを別のものに交換してみてください。ケーブルの断線や接触不良により、正常な映像信号が伝送されていない可能性があります。
モニターが故障しているか確認する
まれに、パソコン本体は正常に動作しているが、モニターの故障によりwindowsが起動しない状況に見える場合があります。モニターの電源が入っているか、入力信号が正しく設定されているかを確認してください。
可能であれば、別のモニターやテレビに接続して表示を確認してみましょう。正常に表示される場合、元のモニターに問題があることが判明します。
モニターのOSD(オンスクリーン・ディスプレイ)メニューが表示されるかも確認してください。OSDメニューが表示される場合、モニター自体は正常に動作しており、入力信号の問題が考えられます。
30分~1時間ほどパソコンを触らず放熱する
オーバーヒートによりwindowsが起動しない状況が発生している場合、パソコンを完全に冷却することが必要です。電源を切り、電源ケーブルを抜いてから、30分から1時間程度放置してください。
パソコンを設置している環境も見直してみましょう。通気が悪い場所に設置されている場合、適切な放熱ができずにオーバーヒートを起こしやすくなります。
冷却後に再度起動を試してみてください。正常に起動した場合、冷却システムの問題やほこりの蓄積が原因である可能性が高いため、根本的な対策を講じましょう。
放電作業を行ってみる
パソコン内部に蓄積された静電気がwindowsが起動しない原因となることがあります。放電作業を行うことで、この問題を解決できる場合があります。デスクトップパソコンの場合、電源ケーブルを抜いてから電源ボタンを15秒程度押し続けてください。
ノートパソコンの場合は、バッテリーと電源ケーブルを両方とも取り外してから、電源ボタンを15秒程度押し続けます。この作業により、内部の静電気を放電できます。
放電作業後、電源ケーブルとバッテリーを再度接続してから起動を試してください。静電気による不具合が解消され、windowsが起動しない問題が改善される可能性があります。
Windowsが起動しない時の8つの対処法を解説!

基本的な確認作業を行ってもwindowsが起動しない問題が解決しない場合、より専門的な対処法を試す必要があります。
これらの方法は、システムレベルでの修復や復旧を行うもので、適切に実施することで多くの起動問題を解決することができます。詳しく見ていきましょう。
①BIOSを初期状態に戻す
BIOSの設定に問題がある場合、windowsが起動しない原因となることがあります。BIOSを初期状態に戻すことで、設定による問題を解決できる可能性があります。パソコンの電源を入れた直後、F2キーやDeleteキーなどを押してBIOS設定画面にアクセスしてください。
BIOS設定画面で「Load Defaults」や「Reset to Default」などの項目を選択し、設定を初期状態に戻します。BIOSに不具合が起きていると、内蔵ストレージの読み取りも行うことができません。結果として、パソコンが動かない、起動しないといった症状につながります。
設定を保存してBIOSを終了し、再起動を試してみてください。BIOSの設定問題が解決されれば、windowsが起動しない状況が改善される可能性があります。
②エラー処理を行っている場合は様子を見て対処する
Windowsが起動処理中に「自動修復を準備しています」や「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります」などのメッセージが表示される場合、自動的に修復処理が実行されている状態です。
この処理は通常、1分から10分、長くても1時間程度で完了することが多いですが、30分~1時間以上待っても進展がない場合は、システムやハードウェアに異常が発生している可能性が高いです。その場合は、強制終了や回復ドライブを使ったスタートアップ修復など、別の対処法を検討してください。
数時間以上ただ待つことは推奨されておらず、長時間経過しても改善しない場合は、データ保護も考慮しつつ慎重に対応する必要があります。
③キーボードのF1キーを押すような指示に従う
BIOS画面や起動時に「Press F1 to continue」などのメッセージが表示される場合は、BIOS設定や日付・時間の設定、起動デバイスのエラーなどが原因であることが多いです。この場合、F1キーを押すことでエラーを無視してWindowsの起動を続行できる場合があります。ただし、根本的な原因が解決していないと、次回以降も同じメッセージが表示され続けます。
このようなメッセージが毎回出る場合は、F2キーやDeleteキーなどでBIOS設定画面に入り、日付や時刻、起動デバイスの設定などを確認・修正してください。設定を保存して再起動することで、メッセージが表示されなくなるでしょう。
④ブルースクリーンの場合はリカバリー領域からパソコンを初期化する
ブルースクリーンが頻繁に発生してwindowsが起動しない場合、システムファイルの深刻な破損が考えられます。リカバリー領域を使用してパソコンを初期化することで、システムを工場出荷時の状態に戻すことができます。
初期化を実行する前に、重要なデータがバックアップされているか確認してください。初期化により、インストールされているソフトウェアやユーザーデータは削除されます。
⑤セーフモードを試してみる
セーフモードは、最小限のシステムファイルとドライバーだけでWindowsを起動するモードです。通常の起動でWindowsが立ち上がらない場合でも、セーフモードなら起動できる可能性があります。セーフモードで起動できた場合は、不要なアプリの削除やドライバーの更新、不具合の切り分けなどを行うことができます。
ただし、F8キーでのセーフモード起動がデフォルトになっているのはWindows7までで、Windows 10や11では、F8キーでは無効になっています。そのため、「電源投入後に強制終了を3回繰り返す」ことで自動修復画面を表示し、「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「セーフモードを選択」の手順で起動すると良いでしょう。
⑥復元ポイントを利用してシステムの復元を行う
システムの復元機能を使用して、windowsが起動しない問題が発生する前の状態にシステムを戻すことができます。復元ポイントは、システムの重要な変更が行われた際に自動的に作成されるもので、問題が発生した際の復旧手段として活用できます。
修復画面から「システムの復元」を選択し、利用可能な復元ポイントの一覧を確認してください。処理終了後、システム復元完了のメッセージが表示されるので、選択した 「 復元ポイント 」 に相違ないことを確認し、 [ 再起動 ] をクリックしてください。
問題が発生する前の日付の復元ポイントを選択し、システムの復元を実行してください。復元処理が完了すると、選択した時点の状態にシステムが戻り、windowsが起動しない問題が解決される可能性があります。
⑦スタートアップ修復を使用する
スタートアップ修復は、Windowsの起動に必要なファイルやレジストリの問題を自動的に検出し、修復する機能です。スタートアップ修復は、Windowsが正常に起動できない時に、PCの問題を診断し、自動で修復する機能です。
修復画面から「スタートアップ修復」を選択し、システムの診断と修復を実行してください。この処理には時間がかかる場合がありますが、起動に必要なファイルの問題が自動的に修復される可能性があります。
修復が完了すると、システムが再起動され、windowsが起動しない問題が解決されるでしょう。
⑧パソコン操作に自信がある場合はコマンドプロンプトを使う
上級者向けの対処法として、コマンドプロンプトを使用したシステム修復があります。
修復画面から「コマンドプロンプト」を選択し、SFC(System File Checker)やDISM(Deployment Image Servicing and Management)コマンドを実行してください。
SFCコマンド(sfc /scannow)は、システムファイルの整合性をチェックし、破損したファイルを修復します。DISMコマンドは、Windowsイメージの修復を行い、より深刻なシステム問題を解決できる場合があるのです。
これらのコマンドは、システムに深刻な影響を与える可能性があるため、十分な知識と経験がない場合は実行を避けることをおすすめします。操作を誤ると、windowsが起動しない問題がさらに悪化する可能性が高いです。
パソコンの画面はつかないけれど電源は入る場合どうすれば良い?

パソコンの電源は入るものの画面に何も表示されない場合、まずはケーブルやモニターの接続状態を確認しましょう。電源ケーブルやモニターケーブルがきちんと接続されているか、断線や緩みがないかチェックしてください。また、モニター自体の電源が入っているかや、入力切替が正しいかも確認しましょう。
次に、パソコン本体やモニターに帯電が起きている場合もあるため、電源を切り、ケーブルや周辺機器をすべて外して10分ほど放置し、放電を試してみてください。それでも改善しない場合は、外部ディスプレイに接続して表示されるか確認します。外部ディスプレイで正常に表示される場合は、内蔵ディスプレイの故障が考えられます。
さらに、メモリやグラフィックカードの接触不良や故障も原因となるため、パソコンの分解に慣れている場合は、メモリやグラフィックカードを一度抜き差しして再装着してみてください。複数のメモリモジュールがある場合は一つずつ試すことで、不良メモリを特定できます。
これらを試しても改善しない場合は、マザーボードや電源ユニット、ディスプレイ自体の故障など、より深刻なハードウェアの問題の可能性もあるため、専門業者への相談を検討してください。
Windowsが起動しない時の対処法を試しても改善しない!その場合の相談先は?

これまでに紹介した対処法を試してもwindowsが起動しない問題が解決しない場合、専門業者への相談が必要となります。
自力での対処が困難な場合は、早めに専門家に相談することで、問題の悪化を防ぐことができます。
データが不要な場合のおすすめの相談先
パソコン内のデータが不要で、パソコンの修復のみを希望する場合は、一般的なパソコン修理業者への相談が適切です。システムの再インストールやハードウェアの交換により、windowsが起動しない問題を解決できます。
費用面では、データ復旧作業が不要な分、比較的安価に修復できる場合が多いです。ただし、データの完全削除が前提となるため、重要なファイルがある場合は、事前にバックアップの有無を十分に確認してください。データの復旧が後から必要になった場合、追加の費用や時間が発生する可能性があります。
データが必要な場合のおすすめの相談先
パソコン内に重要なデータがあり、データの保護が最優先の場合は、データ復旧を専門とする業者への相談が必要です。データ復旧専門業者は、システムが起動しない状態からでも、データの救出を試みることができます。
データ復旧専門業者では、クリーンルーム環境でのハードディスク分解作業や、専用の復旧ツールを使用した高度な復旧作業が可能です。windowsが起動しない状況でも、データの損失を最小限に抑えながら復旧を行うことができます。
費用は一般的な修理業者よりも高額になる傾向がありますが、重要なデータの価値を考慮すると、適切な投資と言えるでしょう。復旧作業の前に、詳細な診断と見積もりを行ってくれる業者を選択することが重要です。
これらの問題が生じた時におすすめの修理先は、「横浜市のパソコン修理プロセンター」です。最短即日でリーズナブルな価格で修理してくれるので、急いでwindowsが起動しない問題を解決したいという時におすすめです。
Windowsが起動しない時のよくある質問

この記事では、windowsが起動しない問題に関して、総合的にお話してきましたが、それでもまだ多くの疑問を抱えている方もいるでしょう。
そこで、この章では多くのユーザーが疑問に思う点とその解答を掲載します。これらを参考にして、より効果的な対処法を見つけてください。
パソコンを強制終了するにはどうすれば良いか
パソコンが応答しなくなり、通常の方法で終了できない場合は、強制終了が必要になります。電源ボタンを4秒から10秒程度長押しすることで、強制的にシャットダウンできます。この方法は、システムが完全に停止している場合の最終手段として使用してください。
強制終了後は、次回の起動時にシステムの整合性チェックが実行される場合があります。windowsが起動しない問題を避けるためにも、強制終了は本当に必要な場合のみに限定することが重要です。
起動しないのにファンが回る原因は何か
パソコンの電源が入り、ファンが回っているにも関わらず、windowsが起動しない場合、ハードウェアの初期化に問題が発生している可能性があります。マザーボード上の各コンポーネントの初期化プロセスで何らかの問題が発生し、BIOSの起動まで到達できない状態です。
この現象は、メモリの不具合、マザーボードの問題、CPUの異常などが原因となることがあります。メモリの再装着やCMOSクリアなどの基本的な対処法を試してみてください。
電源ユニットの容量不足や劣化も、この症状の原因となることがあります。特に高性能なグラフィックカードを搭載している場合、電源容量の不足により、正常な起動ができない場合が考えられるでしょう。
パソコンからビープ音がして起動しない原因は何か
パソコンからビープ音が聞こえてwindowsが起動しない場合、ハードウェアの異常をBIOSが検出していることを示しています。ビープ音のパターンは、異常の種類を特定するための重要な情報です。
短いビープ音が1回の場合は正常な起動音ですが、複数回のビープ音や長い音が混在する場合は、メモリ、グラフィックカード、マザーボードなどの問題を示しています。
最も一般的な原因はメモリの問題です。メモリモジュールの再装着や、別のスロットでの接続を試してみてください。問題が解決しない場合は、ハードウェアの交換が必要になる可能性があります。
「くるくる回る表示」が終わらない場合はどうすれば良いか
Windows起動時の「くるくる回る表示」が長時間続いてWindowsが起動しない場合、システムの読み込みや更新処理に問題が生じている可能性があります。主な原因は、Windows Updateの進行中、システムファイルの破損、ドライバーの競合、ハードディスクやSSDの不具合などです。
まずは30分から1時間程度待ってみてください。特にWindows Update中の場合、1~2時間かかることもあります。アップデートや修復処理が進行している場合、途中で強制終了するとシステムファイルが破損するリスクがあるため、安易な強制終了は避けてください。
長時間経過しても変化がない場合は、一度強制終了し、セーフモードでの起動を試みてください。セーフモードで起動できた場合は、最近インストールしたソフトウェアやドライバーのアンインストール、システムの復元を実行します。また、ハードディスクやSSDの健康状態の確認も必要です。
Windowsが起動しないとお困りの方は横浜市のパソコン修理プロセンターへ

Windowsが起動しない場合は、電源やケーブル、バッテリー、外部機器の確認や放電、内部清掃など基本対処を行い、それでも解決しない場合は修復機能や復元を試しましょう。改善しなければ、早めに専門業者へ相談するのが安全です。
横浜市のパソコン修理プロセンターは、Windows専門の修理・設定サービスを展開し、起動しないパソコンのトラブルにも豊富な実績があります。出張・診断料は1,000円と明朗会計、見積もり後のキャンセル料も0円で安心です。
横浜市以外のエリアも追加料金なしで対応し、最短即日・迅速な修理も可能です。パソコンの不調でお困りの際は、ぜひご相談ください。
☞ 横浜市の出張パソコン修理プロセンターへの無料お見積もりはこちら!
☞ パソコン修理など緊急時にはお電話(0120-176-138)でご連絡ください!