SSDの普及が進む中で、HDDと兼用することにより、PCの性能と容量を効率的に活用する方法が注目されています。
本記事は、「SSDとHDDを兼用したい。」と考えている方向けです。
そのメリットと具体的な手順を徹底的に解説します。
SSDとHDDを兼用するメリット
SSDとHDDを兼用する最大のメリットは、PCの性能向上と大容量データ保存の両立です。
以下のポイントに注目してください。
高速な処理速度
SSDをシステムディスクとして使用することで、PCの起動や再起動、シャットダウンが圧倒的に速くなります。
また、アプリケーションの起動時間も短縮され、作業効率が向上します。
大容量のデータ保存
HDDをデータ保存用として活用すれば、動画、音楽、大量の写真などの大容量データを安全に保管できます。
HDDはコストパフォーマンスに優れ、大容量を安価に確保できるのが特長です。
寿命の延長
SSDとHDDに分けてデータを保存する事で、それぞれのデバイスへの負担が軽減され、結果的に寿命が延びます。
SSDとHDDを効率的に兼用するポイント
SSDとHDDを兼用する際のおすすめ構成は、SSDをシステムディスク、HDDをデータディスクとして使用する方法です。
この構成により、以下の利点が得られます。
SSDでシステムを高速化
OSや頻繁に使用するソフトウェアをSSDにインストールすることで、操作のレスポンスが大幅に向上します。
HDDでデータ保存
ゲームや動画編集プロジェクト、写真コレクションなどの大容量データをHDDに保存しましょう。
そうする事で、SSDの空き容量を確保し、長期間快適に利用できます。
【5つのステップ】SSDとHDDを兼用する方法
ここでは、具体的な手順を、初心者向けに分かりやすく解説します。
ステップ1:SSDまたはHDDを購入する
まずはSSDまたはHDDを用意しましょう。
以下のポイントを参考にしてください。
購入場所
オンラインショップ(Amazon、楽天市場など)や家電量販店(ビックカメラ、ヨドバシカメラなど)。
付属品を準備
内蔵用の場合、SATA-USB変換ケーブルや取り付け用ネジが必要です。
ステップ2:新品のハードディスクをフォーマットする
購入したSSDやHDDをPCに接続し、フォーマットを行います。
フォーマット形式
Windowsの場合、ファイルシステムをNTFSに設定します。
注意点
フォーマットする際は、誤って既存のデータを消去しないよう注意してください。
ステップ3:ディスクのクローンを作成する
既存のシステムディスクを新しいSSDに移行するには、ディスククローン作業が必要です。
EaseUS Todo Backupなどのソフトを利用すると、効率的にクローンを作成できます。
【手順】
- ソースディスク(旧ディスク)を選択。
- ターゲットディスク(新SSD)を指定。
- 「SSDに最適化」を有効化。
【注意点】
クローン作成時、ターゲットディスクのデータは消去されます。
そのため、重要なデータは事前にバックアップしてください。
ステップ4:新しいSSDまたはHDDをPC内に装着する
クローン作成後、ディスクをPCに取り付けます。
デスクトップPCの場合
- PCケースを開け、マザーボード上のSATAポートに接続します。
- ディスクをケース内で固定します。
ノートPCの場合
- 内蔵ディスクをSSDに換装します。
- HDDは外付けケースを使用してUSB経由で接続する方法が一般的です。
ステップ5:ディスクの起動順位を変更する
新しいSSDをシステムディスクとして設定するには、BIOSで起動順位を変更します。
- BIOSにアクセス:PCの起動時に[F2]や[Del]キーを押して設定画面を開きます。
- 起動順位を設定:Bootメニューで、SSDを一番目の起動デバイスに設定します。
- 設定を保存して再起動:これにより、PCは新しいSSDから起動します。
SSDとHDD兼用時の注意点
冷却対策
SSDとHDDを兼用する場合、熱がこもりやすくなります。
そのため、冷却ファンの動作確認や適切な通気を確保しましょう。
バックアップの実施
システムトラブルに備え、定期的なデータバックアップをおすすめします。
【まとめ】【完全解説】SSDとHDDを兼用して活用する方法
SSDとHDDを兼用することで、PCのパフォーマンスを最大限に引き出しつつ、コストを抑えることが可能です。
本記事の手順を参考に、初心者の方でも簡単に兼用環境を構築できます。
ぜひ実践してみては、いかがでしょうか。
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