SSDの寿命は何年が目安?HDDとどっちが寿命長い?長く使う秘訣を解説
パソコンのストレージとして広く使われるようになったSSD。
その寿命や耐久性について、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
本記事では、SSDの寿命について、「HDDとの比較」や「長く使うためのコツ」を詳しく解説します。
初心者の方でも、分かりやすいように解説していきます。
SSDの寿命はどのくらい?
SSDの寿命は「書き込み可能回数」によって決まります。
SSDの記憶装置であるNANDフラッシュメモリには、書き込みと消去を繰り返すと劣化が進む特性があります。
一般的な寿命の目安は以下の通りです。
- TLC NAND搭載のSSD:約5〜10年
- QLC NAND搭載のSSD:約3〜5年
- SLC NAND搭載のSSD:約10年以上
最新のSSDでは耐久性が向上しており、日常的な使用では寿命を気にする必要はあまりありません。
また、製品には”TBW”(Total Bytes Written)という指標が記載されており、寿命の目安となります。
HDDの寿命はどのくらい?
HDDの寿命は「使用時間」と「物理的な摩耗」に依存します。
HDDの内部には、回転するディスクや読み書きヘッドがあります。
これらの可動部分が劣化することで寿命が決まります。
寿命の目安は以下の通りです。
- 一般的なHDD:約3〜7年
- 高耐久性のHDD:約5〜10年
HDDは衝撃や振動に弱く、使用環境によって寿命が短くなることがあります。
SSDとHDDの寿命を比較
SSDとHDDの寿命にはそれぞれ異なる特徴があります。
1. 寿命の観点
- SSD:書き込み可能回数に限界があるが、物理的な摩耗がないため安定して動作。
- HDD:書き込み回数に制限はないが、可動部品の劣化により寿命が短くなる。
2. 使用状況の影響
- SSD:頻繁なデータ書き換えを行う場合、寿命が縮まることがある。
- HDD:振動や衝撃が寿命に大きく影響する。
3. 寿命超過時の挙動
- SSD:寿命が尽きてもデータの読み取りは可能。
- HDD:物理的に動作しなくなり、データアクセスが完全に不可能になる。
SSDとHDDを長持ちさせるコツ
SSDを長持ちさせる方法
1.不要なデータ書き換えを減らす
一時ファイルやキャッシュの保存先をHDDに変更する。
自動デフラグ機能をオフにする(WindowsではSSDに対して自動的に最適化が行われるため、特別な設定は不要)。
2.容量に余裕を持たせる
SSDの容量を80%以上埋めないようにする。
3.ファームウェアを更新する
最新のファームウェアを適用することで、寿命や性能が向上することがあります。
4.適切な運用を心がける
停電や突然の電源断を防ぐため、UPS(無停電電源装置)を使用する。
HDDを長持ちさせる方法
1.衝撃を避ける
デスクトップ環境ではしっかりと固定する。
ノートパソコンの場合は持ち運び時に注意する。
2.定期的なバックアップを取る
HDDの故障リスクに備え、重要データは別のデバイスやクラウドに保存する。
3.適度に通電する
長期間使用しないと、HDDの動作部品が固着する場合があります。
4.温度管理を徹底する
高温環境下では寿命が短くなるため、冷却性能の高いケースを使用する。
【まとめ】SSDの寿命は何年が目安?HDDとどっちが寿命長い?長く使う秘訣を解説
SSDとHDDには、それぞれ異なる寿命や特性があります。
どちらを選ぶべきかは、使用目的や予算、環境に依存します。
この記事で紹介した情報を活用し、ストレージデバイスを長く快適に使う方法を実践してみてください。
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