パソコンの性能を大幅に向上させるSSD(ソリッドステートドライブ)。
近年、多くのユーザーに選ばれています。
しかし、購入時に、
「どの容量を選ぶべきか?」
と迷う方も多いでしょう。
この記事では、
・SSDのおすすめ容量の選び方
・容量不足の原因
・SSDが起動しない場合の対処法
などについて詳しく解説します。
SSDのおすすめ容量はどのくらいが適切?初心者向けの容量選びの基準
SSDの容量は用途で決まる
SSDの容量は、パソコンの用途によって大きく異なります。
以下は、おすすめの容量の目安です。
- 【128GB】価格重視の最小容量。Windows OSや軽いソフト用。
- 【256GB】日常利用や軽めの作業向け。コスパが良く人気。
- 【512GB】ゲームや動画編集など幅広い用途に対応。
- 【1TB以上】プロユースや膨大なデータを扱うユーザー向け。
用途別の選び方
- 日常的なインターネット利用や軽作業
256GBのSSDがおすすめ。
Windowsや基本的なソフトをインストールしても十分な空き容量が確保できます。
- ゲーマーやクリエイター向け
512GB以上が理想的です。
最近のゲームは50GBを超えるものが多いため、空き容量がないとインストール自体が難しくなります。
- 動画編集や大量の写真保存
1TB以上が必要です。
高解像度の動画やRAW画像など、データ量が非常に多いため、大容量のSSDで快適に作業が可能です。
SSDの容量不足の原因とは?対処法も徹底解説
SSDの空き容量が不足すると、パソコンの動作が遅くなる原因になります。
以下は、容量不足の主な原因とその対策です。
容量不足の主な原因
- 不要なデータやファイルの増加
写真や動画、ダウンロードした不要ファイルがSSDを圧迫します。
- Windowsのアップデートやキャッシュファイルの蓄積
自動アップデートで意図せず容量を消費する場合があります。
- ソフトウェアの肥大化
アプリケーションやゲームがアップデートされ、必要な容量が増えることがあります。
容量不足を解消する方法
- 不要なデータを削除する
大きなファイルや使用していないアプリを整理しましょう。
- クラウドストレージを活用
Google DriveやOneDriveなどにデータを移行すれば、SSDの空き容量を確保できます。
- SSDのアップグレードを検討
容量が根本的に不足している場合、大容量のSSDに換装することも有効です。
SSDが起動しない場合の原因と解決方法
SSDが突然起動しなくなると、作業が中断されてしまい困ります。
その際の原因と解決策を確認していきましょう。
主な原因
- BIOSがSSDを認識していない
接続不良やBIOSの設定ミスでSSDが認識されない場合があります。
- SSDの物理的故障
経年劣化や電気的な問題でSSDが壊れることがあります。
- OSのブートファイルの破損
誤操作や突然の電源断により、起動ファイルが破損することがあります。
起動しない場合の対処法
- BIOSを確認する
BIOSでSSDが認識されているかチェックします。
認識されていない場合、ケーブル接続を確認しましょう。
- 別のパソコンでSSDを確認
外付けケースを利用して他のパソコンに接続し、データが読めるか確認します。
- データ復旧ソフトを使用
データが必要な場合は「EaseUS Data Recovery Wizard」や「Recuva」などを使用すると復旧の可能性があります。
- 新しいSSDへの交換
故障が確認された場合は、交換が必要です。
その際、古いSSDからデータを移行する方法も検討してください。
SSDの選び方で注意すべきポイント
SSDを選ぶ際には、容量以外にも考慮すべきポイントがあります。
考慮すべきスペック
- インターフェース
SATAよりも高速なNVMe接続がおすすめ。
- 耐久性(TBW値)
書き込み可能なデータ量を示すTBW値が高いものを選びましょう。
- メーカー保証
信頼性の高いメーカーの製品を選ぶと、万が一の際にも安心です。
有名メーカーのおすすめ製品
- Samsung 970 EVO Plus
性能と価格のバランスが良いNVMe SSD。
- Western Digital Blueシリーズ
手頃な価格帯で初心者にもおすすめ。
- Crucial MX500
SATA接続で高い信頼性を誇ります。
【まとめ】自分に合ったSSDを選び、長く快適に使おう
SSDの容量は、使用目的に応じて適切なものを選ぶことが大切です。
容量不足を防ぐためには、定期的なデータの整理やバックアップを行いましょう。
不要なファイルを削除する習慣を身に付けましょう。
また、SSDが起動しなくなった場合には、まず原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。
簡単なポイントまとめ
- 日常用途には256GBがおすすめ。
- ゲームやクリエイティブ作業には512GB以上を選ぶ。
- 容量不足にならないために、クラウド活用やデータ整理を心がける。
- 起動しない場合には、BIOSの確認やデータ復旧を試みる。
自分の使用状況に最適なSSDを選び、快適にPCを活用していきましょう。
SSDのことがよく分からない時は「横浜市の出張パソコン修理プロセンター」に、お気軽にご相談下さい
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